旺文社世界史事典 三訂版 「二十二史劄記」の解説
二十二史劄記
にじゅうにしさっき
二十二史とは,清代乾隆年間に正史と定められた二十四種の史書『二十四史』から『旧唐書 (くとうじよ) 』と『旧五代史』を除いたもの。各正史の矛盾した記事を比較研究し,編修の経緯,政治の得失,治乱興亡などにもふれている。
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…これは諸子の再評価と価値の多様化につながるものといえる。(3)歴史学の分野にも考証学の方法が導入せられ,年代や史実についての考証や誤謬の訂正が行われた(趙翼《二十二史劄記》,王鳴盛《十七史商榷》など)。また正史について,補注や表,志も盛んに作成されて,歴史学の体系がいっそう完備したものになった(万斯同《歴代史表》など)。…
…しかし87年台湾に林爽文の乱が起こると,閩浙(びんせつ)総督李侍尭に懇望されて幕僚となり,その平定に画策,乱後は再び官を辞して安定書院の主講となり著述に専念した。その著《二十二史劄記(さつき)》は,正史の記述について考証を加えるとともに独自の史論を展開したもので,すぐれた中国史の概論ともいうべく,また経史にわたる学問的随筆としての《陔余(がいよ)叢考》も有名で,ほかに《皇朝武功紀盛》《簷曝雑記》があり,王鳴盛,銭大昕(せんだいきん)とともに清朝の三大史家とされる。一方,詩名も高く《甌北詩集》《甌北詩話》があり,同時代の袁枚(えんばい),蔣士銓と並称された。…
※「二十二史劄記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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