二段切(読み)にだんぎれ

精選版 日本国語大辞典 「二段切」の意味・読み・例文・類語

にだん‐ぎれ【二段切】

  1. 〘 名詞 〙 俳諧で、一句の中に、切れ字が二か所にあるもの。「春雨の晴れ上りけり暮れにけり」の類。
    1. [初出の実例]「二段切三段切の事〈略〉また二段切三段切も拍子こそさはあれ只一切なるものなり」(出典:俳諧・俳諧一串抄(1830))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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