二義的(読み)ニギテキ

デジタル大辞泉 「二義的」の意味・読み・例文・類語

にぎ‐てき【二義的】

[形動]根本的でないさま。二次的。「二義的な問題とする」
[類語]派生的二次的副次的末梢的ベター増し次善まあまあそこそこまずまずセカンドベスト及第無難ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもない瑣末さまつ枝葉枝葉末節些事さじ細事小事細かい細細しい煩瑣はんさ瑣瑣ささ区区ちょっとした取るに足りないたわいない何でもない愚にもつかぬ益体も無いらちも無い高が知れる些些ささ些細ささいささやかわずか幾ばくたかがいささかほんの有るか無きかちょっと一縷いちる一抹些少さしょう末節無駄事雑事微微つまらない無意味下らない問題外部分的卑小眇眇びょうびょうよし無いトリビアル

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精選版 日本国語大辞典 「二義的」の意味・読み・例文・類語

にぎ‐てき【二義的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙にじてき(二次的)
    1. [初出の実例]「殊にドストエフスキーの中で最も二義的な時空の制約を帯びた『悪霊』の如き作品と」(出典:自然人と純粋人(1930)〈河上徹太郎〉)

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