五重唯識(読み)ごじゅうゆいしき

精選版 日本国語大辞典 「五重唯識」の意味・読み・例文・類語

ごじゅう‐ゆいしき ゴヂュウ‥【五重唯識】

〘名〙 仏語法相宗で説く、万法唯識を観ずるための五段階の観法で、観ぜられる唯識の内容浅深によって五つに分けたもの。
※往生大要抄(1212頃)「法相宗には五重唯識の観に住して、しかも四弘をおこし、六度を行じて三祗劫をへて、仏になると申す也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

道頓堀川

大阪府中部,大阪市の中央部にある運河。東横堀川から中央区の南部を東西に流れて木津川にいたる。全長約 2.5km。慶長17(1612)年河内国久宝寺村の安井道頓が着工,道頓の死後は従弟の安井道卜(どうぼ...

道頓堀川の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android