精選版 日本国語大辞典 「亜硫酸」の意味・読み・例文・類語
あ‐りゅうさん ‥リウサン【亜硫酸】
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H2SO3(82.08).二酸化硫黄の水溶液中に存在が仮定されている酸.実際は水和したSO2のみが存在し,H2SO3は単離されていない.水溶液中では,
SO2・2H2O HSO3- + H3O+
HSO3- + H2O SO32- + H3O+
の平衡が存在する.K1 1.4×10-2,K2 6.5×10-8.多くの安定な中性塩,酸性塩,およびエステルが得られている.モノエステルは不安定であるが,ジエステルOS(OR)2(たとえば,亜硫酸ジメチル)は安定で,スルホン酸エステルRS(O2)ORの異性体である.一般に還元剤として反応し,硫酸に酸化される.ただし,H2Sでは,硫黄に還元される.漂白に利用される.[CAS 7782-99-2]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
二酸化硫黄(いおう)の水溶液中に生成していると考えられる二塩基酸。普通H2SO3で表す。しかし実際にはH2SO3の生成は認められず、二酸化硫黄の水和物SO2・nH2Oであり、
SO2・nH2O―→HSO3-+H3O++(n-2)H2O
とするのがよい。亜硫酸溶液を蒸発しても遊離の酸は得られない。それは、溶けていた二酸化硫黄が蒸発の際、気体(二酸化硫黄)となって逃げていくからである。酸性は弱く、強酸により二酸化硫黄を発生する。強い還元剤として働き、酸素、ハロゲン、過酸化水素によって酸化され、硫酸となる。また、還元作用よりは弱いが、酸化剤として働くことがあり、自身は硫黄となる。還元剤のほか漂白剤としても用いられる。大気中に放出された二酸化硫黄は浮遊する水分と結合して亜硫酸を生成し、光化学反応などによって硫酸となり、大気汚染の原因となっている。
[守永健一・中原勝儼]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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