京房ひも・撚紐(読み)きょうふさひも・よりひも

事典 日本の地域ブランド・名産品 「京房ひも・撚紐」の解説

京房ひも・撚紐[繊維・刺繍]
きょうふさひも・よりひも

近畿地方京都府地域ブランド
京都市で製作されている。平安時代から貴族や武士たちの雅びやかな装身具調度品の飾りとして発展してきた。また、茶道具の飾りとして茶道にも取り入れられ、江戸時代には町人文化の隆盛とともに一般庶民たちの日用品としても愛用されるようになった。現在でも神具仏具・茶道・伝統芸能をはじめ、日常生活における服飾装飾など幅広く利用されている。京都府伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android