京畿(読み)ケイキ

デジタル大辞泉 「京畿」の意味・読み・例文・類語

けい‐き【京畿】

王城周辺の地。
京都に近い国々。畿内

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精選版 日本国語大辞典 「京畿」の意味・読み・例文・類語

けい‐き【京畿】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 宮城皇居をその域内にもつ地。転じて、みやこ。京師。
    1. [初出の実例]「聿振臂致一戦之日。得勝於瞬目之中、攘敵於京畿(ケイキ)之外」(出典太平記(14C後)一四)
    2. [その他の文献]〔虞世基出塞詩‐楽府〕
  2. [ 2 ] 京都に近い山城(山背)・大和河内和泉摂津の五か国。奈良時代までは、和泉を除く四か国をいった。畿内。五畿内。
    1. [初出の実例]「天下の兵士は今年の調の半ばを減じ、京畿は悉く之を免す」(出典:続日本紀‐神亀元年(724)二月四日・宣命)

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普及版 字通 「京畿」の読み・字形・画数・意味

【京畿】けいき

都の地。その直轄の地。〔三国志、蜀、後主伝注に引く諸亮集〕曩(さき)に祚(かんそ)中ごろにして、は凶を漏らす。(はじ)め、京畿を震す。曹操を階(はじ)め、天衡(てんかう)(王位)を竊み執る。

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