人夫(読み)ニンプ

デジタル大辞泉 「人夫」の意味・読み・例文・類語

にん‐ぷ【人夫】

《古くは「にんぶ」》
力仕事に従事する労働者
昔、公役に徴用された人民夫役ぶやくを課せられた人民。
[類語]労務者日雇い日雇い労働者

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「人夫」の意味・読み・例文・類語

にん‐ぷ【人夫・人賦・人歩】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「にんぶ」 )
  2. 公役に徴用された人民。夫役(ぶやく)を課された人民。
    1. [初出の実例]「宜〈略〉逐閑月。差発人夫。専加撿挍、早令営作」(出典続日本紀‐和銅二年(709)二月戊子朔)
  3. 建築土木工事などの肉体労働に従事する労働者。人足。
    1. [初出の実例]「大工重恒引率人夫百人許居始」(出典:中右記‐天永三年(1112)八月七日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「人夫」の読み・字形・画数・意味

【人夫】にんぷ

役夫

字通「人」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android