人手(読み)ヒトデ

デジタル大辞泉 「人手」の意味・読み・例文・類語

ひと‐で【人手】

人の手。人間のしわざ。「人手の加わっていない原生林
働く人。働き手。「人手が余る」
他人の力。他人の働き。「人手に頼る」「人手を借りる」
他人の手中。他人の所有。「田畑人手に渡す」「所蔵絵画人手に渡る」
[類語]働き手労働力戦力

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精選版 日本国語大辞典 「人手」の意味・読み・例文・類語

ひと‐で【人手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人のしわざ。人間の所業。人工。
    1. [初出の実例]「ひとてには染むとも見えぬ紅葉はの色は錦に立ぞまされる」(出典:輔親集(1038頃))
  3. 他人の手。他の人の力。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「年貢をはかるときや、人手(ヒトデ)をかりて小唄ぶし」(出典:歌舞伎・四天王楓江戸粧(1804)四立)
  4. 働く人。働きて。
    1. [初出の実例]「これほどの岩あなをこしらへたまふに、人でまいらではあるべき」(出典:御伽草子・あきみち(室町末))
  5. 他人の手。他人の所有。
    1. [初出の実例]「声よきは人手に渡る小鳥哉〈光有〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)六)
  6. 植物うまのあしがた(馬足形)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「人手」の解説

人手 (ヒトデ)

植物。キンポウゲ科の多年草,薬用植物。ウマノアシガタ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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