人望(読み)ジンボウ

デジタル大辞泉 「人望」の意味・読み・例文・類語

じん‐ぼう〔‐バウ〕【人望】

信頼できる人物として、人々から慕い仰がれること。「人望を集める」「人望を失う」
[類語]名望声望信望徳望衆望信用人気魅力受けしん信頼信任定評評判暖簾のれん覚え名誉名聞めいぶん面目体面面子メンツ一分いちぶん沽券こけん声価名声美名雷名見栄みえ面皮世間体体裁肩身

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精選版 日本国語大辞典 「人望」の意味・読み・例文・類語

じん‐ぼう‥バウ【人望】

  1. 〘 名詞 〙 ある人に対して、世間の人が尊敬や信頼や期待気持を寄せること。人々が慕い仰ぐこと。
    1. [初出の実例]「天譴俄臻、人望早背、病還更発、命已欲終」(出典本朝文粋(1060頃)七・為出雲権守藤原隆家請帰京状〈高階成忠〉)
    2. 「仁賢の徳ある人に、人望帰して天下を一統す」(出典:太平策(1719‐22))
    3. [その他の文献]〔後漢書‐蔡邕伝〕

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普及版 字通 「人望」の読み・字形・画数・意味

【人望】じんぼう(ばう)

人々の期待。声望。〔後漢書、郎伝〕(上書天統らふときは、則ち災(さいせい)り、人(たが)ふときは、則ち行はれず。

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