デジタル大辞泉 「人物」の意味・読み・例文・類語 じん‐ぶつ【人物】 1 ひと。人間。「偉大な人物」「登場人物」2 人柄。ひととなり。「面接試験では主として人物を見る」「人物は確かだ」3 人格・才能などのすぐれた人。人材。「肚のすわった、なかなかの人物だ」4 描画の対象である人間の姿・形。「人物のデッサン」[類語](1)人ひと・人類・人倫・万物の霊長・考える葦あし・米の虫・ホモサピエンス・人士・仁じん・者もの・人間・現生人類・原始人・新人・旧人・原人・ジャワ原人・北京原人・直立猿人・猿人・ピテカントロプス/(2)人柄・人間・人・人となり・人格・器量・度量・器うつわ・人にん・人間性・品性・品格・徳性・徳・人品/(3)人材・偉材・逸材・人格・人間性・品性・品格・徳性・徳・人柄・人間・人品 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「人物」の意味・読み・例文・類語 じん‐ぶつ【人物】 〘 名詞 〙① 人と物。人事と万物。じんもつ。[初出の実例]「人物蹉跎皆変衰、如何仙菊笑二東籬一」(出典:経国集(827)一三・九日翫菊花篇〈嵯峨天皇〉)「良兼の為に人物を殺し損し奪ひ掠(と)られたるの由を」(出典:将門記(940頃か))[その他の文献]〔李白‐明堂賦〕② 人。人間。[初出の実例]「時遷り事去て、人物古に非ざる事を感じ」(出典:太平記(14C後)二七)③ 人柄。ひととなり。人品。[初出の実例]「制、銓二衡人物一、黜二陟優劣一、式部之任」(出典:続日本紀‐和銅六年(713)四月丁巳)「アル カラス ヲノレガ jinbutuo(ジンブツヲ) キョウマンシ」(出典:天草本伊曾保(1593)孔雀と烏の事)[その他の文献]〔新唐書‐李揆伝〕④ ( 形動 ) 人柄や風采のすぐれているさま。また、すぐれた人。有能な人。人材。[初出の実例]「人物な人も又我が片足ないも同じ者と王駘は見ているぞ」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)二)[その他の文献]〔杜甫‐贈崔十三評事公輔詩〕⑤ 人のすがた。描画の対象としての人間、またその画。人物画。[初出の実例]「人物画法序 世画二人物一、精神在二於阿堵中一」(出典:本朝画史(1678)下)「それからうつって山水をかくが、マア絵の古意じゃ。人物は又次で、これも聖仏の像をかいて、書典にそへておく事じゃ」(出典:随筆・胆大小心録(1808)六八)⑥ =じんもつ(人物)① じん‐もつ【人物】 〘 名詞 〙① ( 「神物」に対して ) 一般俗人の所有物。じんぶつ。[初出の実例]「為彼糺返捜取神物人物、粗言上如件」(出典:菅浦文書‐正応四年(1291)九月日・紀伊国高野寺寺僧法心申状)② =じんぶつ(人物)①〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「つらつら人物(ジンモツ)のありさまをかんがへ見るに」(出典:翁問答(1650)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by