人畜(読み)にんちく

精選版 日本国語大辞典 「人畜」の意味・読み・例文・類語

にん‐ちく【人畜】

〘名〙
人類畜類。人と家畜。じんちく。
※米沢本沙石集(1283)一「夫金を以て人畜(ニンチク)の形を作るに」
評判記色道大鏡(1678)一三「人畜(ニンチク)のやうにいひなされて」

じん‐ちく【人畜】

〘名〙
① 人類と畜類。人と家畜。にんちく。「人畜無害
続日本紀‐天平二年(730)六月壬午「雷雨、神祇官屋災、往々人畜震死」 〔漢書‐陳湯伝〕
人情のない人をあざけっていう語。ひとでなし。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「人畜」の意味・読み・例文・類語

にん‐ちく【人畜】

人間畜生。また、人間界と畜生界。じんちく。
人畜生」の略。

じん‐ちく【人畜】

人間と畜類。人と家畜。「人畜無害」
人情味のない人をののしっていう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「人畜」の読み・字形・画数・意味

【人畜】じんちく

人と獣。

字通「人」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

激甚災害

地震や風雨などによる著しい災害のうち、被災地域や被災者に助成や財政援助を特に必要とするもの。激甚災害法(1962年成立)に基づいて政令で指定される。全国規模で災害そのものを指定する「激甚災害指定基準に...

激甚災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android