人足(読み)ヒトアシ

デジタル大辞泉 「人足」の意味・読み・例文・類語

ひと‐あし【人足】

人のゆきき。往来。「人足がしげくなる」
人繞にんにょう」に同じ。

にん‐そく【人足】

荷物運搬普請などの力仕事に従事する労働者

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精選版 日本国語大辞典 「人足」の意味・読み・例文・類語

ひと‐あし【人足】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人の往来。人のおとずれ。人の足音
    1. [初出の実例]「殊の外人足がしげう成た」(出典:虎寛本狂言・猿座頭(室町末‐近世初))
    2. 「門口にドカリと人足(ヒトアシ)がする」(出典:落語・裏の裡愛妾の肚(1889)〈五代目翁家さん馬〉)
  3. にんにょう(儿繞)

にん‐そく【人足】

  1. 〘 名詞 〙 貨物の運搬や、普請などの力仕事に従事する労働者。人夫。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「せなかに負簏(おひずり)などいふものをかけつる人足」(出典:咄本醒睡笑(1628)四)

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