仁和楽(読み)にんならく

精選版 日本国語大辞典 「仁和楽」の意味・読み・例文・類語

にんならくニンワラク【仁和楽】

  1. ( 「にんわらく」の連声。「にんわらく」と書かれても「にんならく」と発音する ) 舞楽曲名高麗壱越調平舞。右方舞。四人で舞う。平安時代、仁和年中(八八五‐八八九)貞雄という者が勅を奉じて作ったといわれる。
    1. 仁和楽〈舞楽図譜〉
      仁和楽〈舞楽図譜〉
    2. [初出の実例]「仁和楽。にんわらく。拍子十。こまひなり」(出典:龍鳴抄(1133)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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