仁尾町(読み)におちよう

日本歴史地名大系 「仁尾町」の解説

仁尾町
におちよう

面積:一五・八一平方キロ

郡の西部、荘内しようない半島西側の付根に位置する。町域は南北に細長く弓張形をしており、大蔦おおつた島・小蔦こつた島の二島を含む。北は詫間たくま町、東は三野みの高瀬たかせ豊中とよなかの三町、南は観音寺かんおんじ市に接し、西はひうち灘に面している。北から南にかけて妙見みようけん山・志保しほ山・七宝しつぽう山・稲積いなづみ山など標高三〇〇―四〇〇メートル級の山々に囲まれ、急傾斜の山地が海岸まで迫っている。中央部に江尻えじり川が流れ、流域平地が開ける。海岸線は北・南は波食崖・波食台による岩石海岸だが、中央部は砂浜海岸が開け、地形を利用して早くから塩田が営まれていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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