付加える(読み)ツケクワエル

デジタル大辞泉 「付加える」の意味・読み・例文・類語

つけ‐くわ・える〔‐くはへる〕【付(け)加える】

[動ア下一][文]つけくは・ふ[ハ下二]すでにあるものに、さらに別のものを添える。つけたす。補足する。「説明を―・える」
[類語]加える足す添える加わる付け足す付ける付する継ぎ足す花を添える添加添付付加肉付け加味追加割り増し

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精選版 日本国語大辞典 「付加える」の意味・読み・例文・類語

つけ‐くわ・える‥くはへる【付加】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]つけくは・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ある事物の上にさらに他の事物を添える。おもな事柄に、後から別のものを増し加える。付加する。
    1. [初出の実例]「当国人は之を食ふにバタをつけ加へずただ肉の相手にガリガリムシャムシャと打ち食ふのみ」(出典:仏国風俗問答(1901)〈池辺義象〉飲食物及び其の習慣)
    2. 「他言はしないからと穏やかにつけ加へた」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇)

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