仮性小児コレラ(読み)かせいしょうにコレラ

精選版 日本国語大辞典 「仮性小児コレラ」の意味・読み・例文・類語

かせい‐しょうにコレラ ‥セウニコレラ【仮性小児コレラ】

〘名〙 (コレラはcholera Cholera) ロタウイルス感染による急性下痢症。離乳期乳児に多く、冬に多発する。白い水のような便をするところから「コレラ」の名があるが無関係である。

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デジタル大辞泉 「仮性小児コレラ」の意味・読み・例文・類語

かせい‐しょうにコレラ〔‐セウニ‐〕【仮性小児コレラ】

激しい嘔吐おうとと米のとぎ汁のような水様便を頻繁に繰り返す、離乳期の幼児にみられる病気冬季に多く、ロタウイルスの感染によるもので、コレラとは関係ない。白色便性下痢症

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世界大百科事典 第2版 「仮性小児コレラ」の意味・わかりやすい解説

かせいしょうにコレラ【仮性小児コレラ】

晩秋から冬にかけて,主として離乳期前後(生後6ヵ月から1年半ころ)の乳児がかかる乳児下痢症のことで,コレラによる米のとぎ汁様便に似た白っぽい下痢便を出すのでこの名がある。冬季白色便下痢症白痢などともよばれる。仮性小児コレラという病名は1910年に伊東祐彦がつけたもので,日本ではかなり古くから注目されていた病気である。日本中どこでも発生するが,その発症には気象気温相関があり,全国的にみると北から南へと発生が移っていくようである。

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百科事典マイペディア 「仮性小児コレラ」の意味・わかりやすい解説

仮性小児コレラ【かせいしょうにコレラ】

白色便性下痢症

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