仰詞(読み)おおせことば

精選版 日本国語大辞典 「仰詞」の意味・読み・例文・類語

おおせ‐ことばおほせ‥【仰詞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 上位者から下位者に下す言葉命令。また、それを記した文書。〔大乗院寺社雑事記‐康正三年(1457)二月二六日〕
  3. 蔵人(くろうど)から上卿(しょうけい)天皇の意を伝えるときに作られる文書。口宣案(くぜんあん)。〔新任弁官抄(1158‐59頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android