仲春(読み)チュウシュン

デジタル大辞泉 「仲春」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐しゅん【仲春】

《春3か月のまんなかの意》陰暦2月の異称 春》「―や庭撩乱れうらんの古机/東洋城
[類語]早春春先初春孟春陽春浅春晩春暮春三春

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仲春」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐しゅん【仲春・中春】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ちゅうじゅん」とも。春の三か月の真中の意 ) 陰暦二月の異称。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「仲春雖暖、梅樹向驚時」(出典経国集(827)一一・詠殿前梅花平城天皇〉)
    2. 「正慶二年仲春二日、父が死骸を枕にして」(出典:太平記(14C後)六)
    3. [その他の文献]〔書経‐堯典〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android