仲直り(読み)ナカナオリ

デジタル大辞泉 「仲直り」の意味・読み・例文・類語

なか‐なおり〔‐なほり〕【仲直り/中直り】

[名](スル)
仲が悪くなっていた人達が、もとのように仲よくなること。和解和睦わぼく。「弟と―する」
(中直り)死期が近づいたとき、病状が一時的に小康状態になること。
[類語]和解和睦和議和平和戦講和休戦停戦終戦矛を収める水に流す元の鞘に収まる

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精選版 日本国語大辞典 「仲直り」の意味・読み・例文・類語

なか‐なおり‥なほり【仲直・中直】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仲が悪かったものがよくなること。間柄が元へもどること。和解。和睦。和合
    1. [初出の実例]「牛飼なかなをりせんとや思けん」(出典:平家物語(13C前)八)
  3. ( 中直 ) =なかひより(中日和)
    1. [初出の実例]「中日より 長病の死なんとする前に愈る状あるを云、又中なほりとも云」(出典:俚言集覧(1797頃))

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世界大百科事典(旧版)内の仲直りの言及

【喧嘩】より

…友人どうしでもけんかをするくせに仲がいいけんか友達もある。夫婦げんかは犬も食わないというのは,ほうっておけばひとりでに仲直りをしてしまうから,よけいなおせっかいはしないほうがいい,犬ですら夫婦げんかには関心をもたないという意味である。火事とけんかは〈江戸の華〉といわれたが,はでな騒ぎになるからだとされている。…

※「仲直り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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