伊予柾紙(読み)イヨマサガミ

デジタル大辞泉 「伊予柾紙」の意味・読み・例文・類語

いよ‐まさがみ【×伊予×柾紙】

伊予国で作られた柾紙越前産に次ぐ良質紙とされ、浮世絵用紙として需要が多かった。伊予柾。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「伊予柾紙」の意味・読み・例文・類語

いよ‐まさがみ【伊予柾紙】

  1. 〘 名詞 〙 伊予国(愛媛県)から産出する柾目(まさめ)紙。奉書紙代用として錦絵などの印刷に用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「伊予柾紙」の意味・わかりやすい解説

伊予柾紙【いよまさがみ】

江戸時代に伊予ですいた奉書紙コウゾ原料とする。錦絵を刷るのに常用され,元結(もとゆい)にも使われた。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android