迫町と栗原郡
伊豆沼周辺はしばしば新田開発が計画された。伊豆沼より北へ丘陵を越えた地域は、正保三年(一六四六)の
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宮城県北部、栗原市(くりはらし)と登米市(とめし)の境界にある沼。築館(つきだて)台地末端の谷からの水が迫川(はさまがわ)の自然堤防に妨げられてできたもの。水深は1.3メートルと浅く、藩政時代より干拓が試みられたが農民の反対により挫折(ざせつ)し、本格化したのは第二次世界大戦後である。干拓総面積約4.4平方キロメートル。残存湖沼面積は4.5平方キロメートルで、西方の内沼とともにハクチョウ、ガン、カモなどの飛来地として国の天然記念物に指定されている。なお、1985年(昭和60)には、内沼とともに日本で2番目にラムサール条約登録湿地となった。
[青柳光太郎]
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