休戚(読み)キュウセキ

デジタル大辞泉 「休戚」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐せき〔キウ‐〕【休戚】

《「休」は喜び、「戚」は悲しみの意》喜びと悲しみ。幸と不幸。

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精選版 日本国語大辞典 「休戚」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐せきキウ‥【休戚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「休」は喜び、「戚」は悲しみの意 ) 喜びと悲しみ。よいことと悪いこと。
    1. [初出の実例]「皆足万物之休戚於其舌端伸縮矣」(出典:懶室漫稿(1413頃)五)
    2. 「人民の利害休戚(キウセキ)は殆んど諸君の念頭に浮んで居ない」(出典:黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一)
    3. [その他の文献]〔国語‐周語下〕

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普及版 字通 「休戚」の読み・字形・画数・意味

【休戚】きゆう(きう)せき

喜びと憂え。〔晋書、馮跋載記〕跋曰く、猥(みだ)りに不を以て、(あやま)つて群賢の推すと爲る。兄弟(こ)の休戚を同(とも)にせんと思ふ。

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