住い(読み)スマイ

デジタル大辞泉 「住い」の意味・読み・例文・類語

すまい〔すまひ〕【住(ま)い】

《動詞「す(住)まう」の連用形から》
住むこと。また、暮らし。生活。「ひとり住まいずまい」「佗び住まいずまい
(「住居」とも書く)住んでいる家や所。「閑静な住まい
[類語](2住宅住居住み処住所居所きょしょ居住地現住所・現住地・居所いどころ所番地ところばんち番地所書きアドレスうち家屋屋舎おくしゃ住家じゅうか家宅私宅居宅自宅きょねぐら宿やどハウス尊敬お宅尊宅尊堂高堂貴宅謙譲拙宅弊宅陋宅ろうたく陋居陋屋ろうおく寓居ぐうきょ

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精選版 日本国語大辞典 「住い」の意味・読み・例文・類語

すまいすまひ【住・住居】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「すまう(住━)」の連用形の名詞化。「住居」は当て字 )
  2. ( ━する ) すまうこと。住みつくこと。また、くらし。生活。
    1. [初出の実例]「つれつれの御すまひなればにこそ、おもひすてられける忍草(しのぶぐさ)うとからずや御覧ずらむ」(出典多武峰少将物語(10C中))
    2. 「かくおもしろき所に、などか心すごきすまいはし給ふらん」(出典:宇津保物語(970‐999頃)吹上上)
  3. 住む場所。住みつく所。すみか。家。
    1. [初出の実例]「いとめづらかなるすまひなれば、しづ心もなくてなん」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
  4. 家の使い勝手
    1. [初出の実例]「Sumaino(スマイノ) yoi(ヨイ) iye(イエ)〈訳〉よく設計した家」(出典:日葡辞書(1603‐04))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の住いの言及

【住居】より


【総説】
 住居の類語としては,すぐに住宅・住いがあげられる。住宅と住居を比べると,住宅のほうが人間のすみかとしての建物の側面を強く含意する。…

※「住い」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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