体認(読み)タイニン

デジタル大辞泉 「体認」の意味・読み・例文・類語

たい‐にん【体認】

[名](スル)自分のものとして体験的に会得すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「体認」の意味・読み・例文・類語

たい‐にん【体認】

  1. 〘 名詞 〙 心に刻み込むように十分会得すること。また、実際に体験して十分に会得すること。たいじん。
    1. [初出の実例]「義理にて論じては合点ゆきがたければ、目のまへなることにたとへて体認(タイニン)したるがよく候」(出典翁問答(1650)上)
    2. [その他の文献]〔張載‐張子語録・後録下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「体認」の読み・字形・画数・意味

【体認】たいにん

体験して認識する。宋・張載〔張子語録、後録下〕大抵心と性とは、一に似て二、二に似て一。此の處、最も當(まさ)に體すべし。

字通「体」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android