精選版 日本国語大辞典 「余光」の意味・読み・例文・類語
よ‐こう ‥クヮウ【余光】
〘名〙
① 残っている光。
(イ) 灯火の、もう少しで燃え尽きそうな光。
※菅家文草(900頃)一・残燈、風韻「余光不レ力扶持挙、競下二蘆簾一恐レ見レ風」
(ロ) 日没後にもなお残っている光。
② 余りある光。
※本朝無題詩(1162‐64頃)三・八月十五夜翫月〈藤原茂明〉「倩憶佗時携二片影一、豈如今夜賞二余光一」
※鵞峰文集(1661か)四・記・出雲国杵築大社再興記「此亦神霊之余光乎」
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