耕地に作物を植え付けること。種子を直接耕地に播(ま)き付ける場合と、苗床などほかの場所で育てた苗を植え付ける場合とがある。同じ耕地に毎年同じ作物を作付けすることを連作、数種の作物を一定の順序で周期的に作付けすることを輪作とよぶ。また、耕地に1年間に1回だけ作付けすることを一毛作、水稲のあとにムギを播くように異なった作物を2回作付けすることを二毛作という。同一作物を1年に2回作付けする場合は二期作とよぶ。
作付けの様式は、原始的には数年の作付け後に放棄して他の土地を開墾して作付ける代田法が行われ、やがて永続的な作付けに変わった。この場合、大部分に穀物を作付けるものを主穀(しゅこく)式、三分してその一つを休閑し、これを順繰りに交替する三圃(さんぽ)式などが行われ、休閑地に牧草を入れる改良三圃式へと発展した。やがて穀物作と禾穀(かこく)物以外の作物とを交替に1年おきに作付ける輪栽式が18世紀にイギリスに生まれた。以来さまざまな作付け様式がとられるが、市場を対象とした都市近郊園芸地帯などでは自由式(随意作)がとられている。
[星川清親]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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