明治期の英和辞書類で Writer, Author, Artist の項をみると、「作者」はあっても「作家」はない。日本では、①の意を表わす語として上代以来「作者」が用いられてきたが、江戸期には「作者」といえば往々にして芝居狂言の作者をさすようになっていった。それから区別するため、明治期に新しい用語として「作家」が選ばれ、文芸評論の隆盛に従って、特に小説家を意味することが多くなったと思われる。
の宰相王
、好んで人の與(ため)に
誌を作る。潤毫(じゆんがう)(執筆料)を
る
り。
つて右丞王維の門を叩く。維曰く、大作家、
邊(なへん)(いずれ)にか在ると。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…明治以後日本の大学の〈国文学科〉が西洋から輸入して採用したのが,大筋において,この狭い定義であった。たとえば芭蕉,近松,西鶴は日本語で書いたからというだけではなく,それぞれ詩,戯曲,小説を書いたから,重要な作家とされたのである。 第3の定義は,文章により,文章のみによる。…
※「作家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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