精選版 日本国語大辞典 「俑」の意味・読み・例文・類語
よう【俑】
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墓の副葬品としてつくられた人形。明器(めいき)の一種で、一般に中国の人形明器に俑の名称を用いる。その材質によって、陶俑、木俑、銅俑などがあり、玉石のものもある。殷(いん)後期にすでに玉製の人物像が存在し、これらも俑の一種ではあるが、俑とよばれる遺物の出土は戦国時代以降のものが多い。戦国の遺物としては湖南省長沙(ちょうさ)出土の木俑、山西省長治出土の小陶俑などが知られ、秦(しん)の始皇帝陵の兵馬俑坑(ようこう)からは等身大の陶俑が出土している。漢代の墓からも多くの陶俑、木俑、銅俑、石俑が出土し、魏晋(ぎしん)南北朝から隋(ずい)、唐、宋(そう)、元(げん)、明(みん)に至るまで各種の俑がつくられている。
[飯島武次]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…さらにイタリア半島でもローマ人に先立って古代文明を樹立したエトルリア人は,前6世紀に,ギリシアの青銅像や大理石像に代わって等身大の人物像をテラコッタで制作,陶芸における彼らの卓抜した技量を示した。 一方,東洋では日本の縄文時代の土偶や古墳時代の埴輪,さらに中国の戦国時代から唐代にかけて制作された土製の俑(よう)もテラコッタである。日本の土偶や埴輪は〈手づくね〉であったが,とくに埴輪は粘土を輪状に積み重ねて形成する〈輪積法〉もしくは粘土を紐状にして積み上げる〈紐作り法〉であるのに対し,中国の俑はタナグラの小像と同様に型による成形で,唐代の加彩人物像,騎馬像などはテラコッタの最もすぐれた作例とされる。…
※「俑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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