俗事(読み)ゾクジ

デジタル大辞泉 「俗事」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐じ【俗事】

世俗のわずらわしい事柄日常雑事。「俗事に追われる」「俗事にうとい」
[類語]世塵世故世事俗塵俗用世相事物事象物事現象出来事余事余所よそ他事他人事人事ひとごと雑事諸事事件時事事柄事故異変大変急変変事大事だいじ大事おおごと小事細事些事私事しじ私事わたくしごと用事用向き用件所用用務小用こよう・しょうよう野暮用雑用雑事私用公用社用商用急用多用主用珍事不祥事アクシデントハプニングセンセーション

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精選版 日本国語大辞典 「俗事」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐じ【俗事】

  1. 〘 名詞 〙 世俗の雑事。世間のわずらわしい事柄。
    1. [初出の実例]「巖谿無俗事、山路有樵童」(出典懐風藻(751)幽棲〈民黒人〉)
    2. 「おれは俗事(ゾクジ)に疎いからとんと解せぬ」(出典:滑稽本浮世床(1813‐23)初)
    3. [その他の文献]〔晉書‐王献之伝〕

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普及版 字通 「俗事」の読み・字形・画数・意味

【俗事】ぞくじ

世俗の事。〔世説新語品藻〕王門(之)兄弟三人、に謝(安)に詣(いた)る。子(王之)・子重(王操之)は多く俗事を(い)ふ。子王献之)はするのみ。~謝曰く、吉人の辭は寡(すく)なく、躁人の辭は多し~と。

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