偽足(読み)ギソク

デジタル大辞泉 「偽足」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐そく【偽足/擬足】

アメーバなどの原生動物、また血液中の白血球などにみられる、原形質体から形成される一時的突起。伸縮し、運動食物摂取の働きをする。虚足。根足。仮足

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精選版 日本国語大辞典 「偽足」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐そく【偽足・擬足】

  1. 〘 名詞 〙 原生動物のアメーバ類にみられる原形質による一時的突起。伸縮性に富み、移動運動のほか捕食の役もする。アサクサノリ遊走子変形菌変形体および人体の白血球、リンパ球などにもみられる。仮足。虚足。
    1. [初出の実例]「アメーバのように互に偽足をのばしあって鎖をつくり」(出典:他人の顔(1964)〈安部公房〉白いノート)

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改訂新版 世界大百科事典 「偽足」の意味・わかりやすい解説

偽足 (ぎそく)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「偽足」の意味・わかりやすい解説

偽足
ぎそく

仮足」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の偽足の言及

【仮足】より

…偽足,擬足ともいう。アメーバが池の中の枯葉などの表面をはって歩くとき,体の前端部から細胞の一部分を突き出して当該の表面に接着しながら進む。…

※「偽足」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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