デジタル大辞泉 「傾向」の意味・読み・例文・類語 けい‐こう〔‐カウ〕【傾向】 1 物事の大勢や態度が特定の方向にかたむくこと、または、かたむきがちであること。「最近の消費者の傾向」「彼は大げさに言う傾向がある」2 思想的にある特定の方向にかたよること。特に、左翼的思想にかたよること。「傾向小説」3 心理学で、一定の刺激に対して、一定の反応を示す生活体の素質。[類語](1)傾き・気味・性向(全体の動きや流れ)趨勢すうせい・趨向すうこう・動向・流れ・大勢たいせい・トレンド・動き・大局・成り行き・形勢・旗色・情勢 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「傾向」の意味・読み・例文・類語 けい‐こう‥カウ【傾向・傾嚮】 〘 名詞 〙① ( ━する ) 性質や状態などがある方向にむかうこと。一方に片寄ること。また、そうなりがちなこと。かたむき。かたより。[初出の実例]「列国の大勢斯国に傾向し」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)「此の前後に作られたる種々の傾向の詩は皆予が初期の試作たるを免れず」(出典:邪宗門(1909)〈北原白秋〉例言)② 思想上、ある特定の考え方に片寄ること。狭義には、社会主義的思想についていう場合が多い。③ 心理学で、一定の刺激に対して一定の反応によって応ずる有機体の素質をいう。また、学習によって習得した態度。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例