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江戸時代に儒者によって提唱された神道思想。江戸時代は儒教が社会の中心思想として流行した時代であるが,日本固有の神道思想に関心を抱き,神儒関係について儒教の立場から独自の見解を発表した儒学者が少なくなかった(神儒一致論)。近世儒学の創始者林羅山は日本の神社制度について《本朝神社考》《神社考詳節》(ともに1645)などを著し神社信仰にまつわる怪異妄信を批判是正し,《神道伝授》を著して若狭国主酒井忠勝に授与した。彼が一派の神道を樹立しようとしていたことがわかる。また《大日本史》編集に努力した水戸藩においても徳川光圀は《神道集成》(1670)を編集,以後《大日本史》の神祇志編集のため幕末まで多くの学者が編集に従事した。陽明学派の熊沢蕃山も《集義外書》《三輪物語》などの中で水土論,神道論を展開した。このように儒者はそれぞれの立場で神道論を論述したが,秘伝組織による独自の神道思想を樹立しようとしたのは林羅山のみで,しかもその計画は未完成に終わっている。
→神道
執筆者:平 重道
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