優劣(読み)ユウレツ

デジタル大辞泉 「優劣」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐れつ〔イウ‐〕【優劣】

すぐれていることと、おとっていること。まさりおとり。「優劣を争う」「二人能力優劣はない」
[類語]是非正否当否可否可不可適否良否理非正邪善悪曲直きょくちょくよしあし

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精選版 日本国語大辞典 「優劣」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐れつイウ‥【優劣】

  1. 〘 名詞 〙 すぐれていることと、おとっていること。まさりおとり。また、まさりおとりを判断すること。
    1. [初出の実例]「其吾師之教、与汝所説之言、汝等之所楽、与吾類之所一レ好、誰其優劣」(出典三教指帰(797頃)中)
    2. 「此二書はまことに優劣(イウレツ)すべからず」(出典:授業編(1783)五)
    3. [その他の文献]〔諸葛亮‐出師表〕

まし‐おとり【優劣】

  1. 〘 名詞 〙 まさっていることと、劣っていること。まさりおとり。ゆうれつ。〔文明本節用集(室町中)〕

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普及版 字通 「優劣」の読み・字形・画数・意味

【優劣】ゆう(いう)れつ

高下。〔南斉書、予章文献王伝〕才に優劣り、位に塞(つうそく)り、に富るは、此れ自然の理なり。以て相ひ陵するに足る無し。

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