入相の鐘(読み)いりあいのかね

精選版 日本国語大辞典 「入相の鐘」の意味・読み・例文・類語

いりあい【入相】 の 鐘(かね)

日没のとき、寺で勤行(ごんぎょう)合図につき鳴らす鐘。また、その音。晩鐘。いりがね。いりあい。
※枕(10C終)二四一「山近き入相の鐘の声ごとに恋ふる心の数は知るらん

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「入相の鐘」の意味・読み・例文・類語

いりあい‐の‐かね〔いりあひ‐〕【入相の鐘】

日暮れ時に寺でつく鐘。また、その音。晩鐘。
「智恩院の桜が―に散る春の夕べに」〈鴎外高瀬舟

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

咽頭結膜熱

アデノウイルスの感染により、発熱、のどのはれと痛み、結膜炎の症状を呈する伝染性の病気。感染症予防法の5類感染症の一。学童がプールで感染して集団発生するのでプール熱ともいう。...

咽頭結膜熱の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android