入り門(読み)いりかど

精選版 日本国語大辞典 「入り門」の意味・読み・例文・類語

いり‐かど【入門・入廉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 家や門などの出入り口門口入り口
    1. [初出の実例]「堀川おもてに、蔀(しとみ)長々として、いりかどの心細げに暑げなるなりけり」(出典狭衣物語(1069‐77頃か)一)
  3. 仏門学芸に入っていく筋道。にゅうもん。
    1. [初出の実例]「門々不同なれば、いりかどをば諍へども、入理は一なり」(出典:日蓮遺文‐顕謗法鈔(1262))
  4. 中世の訴訟手続きで、根本理非に入らず、一方の申し状の要点のみを審査して決着させる手続き。〔沙汰未練書(14C初)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む