全一(読み)ゼンイツ

デジタル大辞泉 「全一」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐いつ【全一】

[名・形動]完全に一つにまとまっていること。また、そのさま。「全一人格
[類語]丸ごとそっくりそのまま全部徹頭徹尾残らず残り無く余すところなくことごとく通じて総じてつぶさにこぞって丸丸身ぐるみ全的全面的軒並み一通り一渡りごそっとごっそりすっかり一つ一つおよ有りと有る有りとあらゆる全容全貌おんぶにだっこオールラウンドすることなすこと何から何まで一部始終全体裏表網羅丸きり丸っきりあるがまま一揃ひとそろ一式十把ひとからげひとまとめありったけ総なめ細大漏らさず洗いざらい何もかも何でもかんでも根こそぎ漏れなく隈なく万事一から十まで一切いっさい一切合切いっさいがっさい

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精選版 日本国語大辞典 「全一」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐いつ【全一】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 完全でまとまりのあること。統一していること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「あくまで全一な表現を自己について得ようとする芸術的要素からも来ているので」(出典:志賀直哉論(1953)〈中村光夫〉暗夜行路)

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