八声の鳥(読み)ヤゴエノトリ

デジタル大辞泉 「八声の鳥」の意味・読み・例文・類語

やごえ‐の‐とり〔やごゑ‐〕【八声の鳥】

夜の明け方にしばしば鳴く鳥。にわとり。
四辺震うばかりにて―は高く唱えり」〈紅葉金色夜叉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「八声の鳥」の意味・読み・例文・類語

やごえ【八声】 の 鳥(とり)

  1. 暁に何度も鳴く鶏。
    1. [初出の実例]「またじ今は八声の鳥もなきぬ也何おどろかすくひな成らん」(出典:六条修理大夫集(1123頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android