八鹿[町](読み)ようか

百科事典マイペディア 「八鹿[町]」の意味・わかりやすい解説

八鹿[町]【ようか】

兵庫県北部,養父(やぶ)郡の旧町。円山(まるやま)川支流八木川の合流点にある主集落山陰本線と国道9号線が通じ但馬(たじま)地方のバス交通の中心地。但馬牛本場で,豚・ブロイラーの大規模な畜産団地もある。スギ苗,アユ絹織物なども産する。2004年4月養父郡養父町,大屋町,関宮町と合併し,養父市となる。77.06km2。1万1812人(2003)。

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世界大百科事典 第2版 「八鹿[町]」の意味・わかりやすい解説

ようか【八鹿[町]】

兵庫県北部,養父(やぶ)郡の町。人口1万2562(1995)。円山(まるやま)川中流域に位置し,川沿いに集落と水田が開けるが,周囲は山に囲まれている。中心地の八鹿円山川とその支流の合流点に位置し,山陰道宿場町として発達した。明治以降は郡役所も置かれた。山陰本線,国道9号,312号線が通じ,交通の便がよいため,但馬(たじま)地方のバス交通の中心をなし,商業も活発である。かつては但馬地方の養蚕の中心地で,製糸織物などの工場があったが,近年は機械工業や食品工業が中心である。

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