公卿勅使(読み)くぎょうちょくし

精選版 日本国語大辞典 「公卿勅使」の意味・読み・例文・類語

くぎょう‐ちょくしクギャウ‥【公卿勅使】

  1. 〘 名詞 〙 国家大事の時、伊勢神宮などに奉幣のために遣わされる公卿
    1. [初出の実例]「もし運侍らば、公卿勅使にて又参る事も侍りなん」(出典:古今著聞集(1254)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「公卿勅使」の意味・わかりやすい解説

公卿勅使
くぎょうちょくし

伊勢神宮その他の諸大社に,国家の重大事に際して派遣される三位および参議以上の奉幣 (神に幣帛を捧げること) 勅使。院政期に多かったが,江戸時代にもみられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android