六宮(読み)リッキュウ

デジタル大辞泉 「六宮」の意味・読み・例文・類語

りっ‐きゅう〔リク‐〕【六宮】

中国で、皇后五人夫人が住む六つ宮殿。皇后と五人の夫人。後宮
「げにや―の粉黛の、顔色のなきもことはりや」〈閑吟集

りく‐きゅう【六宮】

りっきゅう(六宮)

ろく‐きゅう【六宮】

りっきゅう(六宮)

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精選版 日本国語大辞典 「六宮」の意味・読み・例文・類語

りっ‐きゅうリク‥【六宮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 古代中国で、皇后およびその他の夫人の宮が六つあったところから ) 宮中奥御殿。後宮(こうきゅう)。また、そこに起居する宮女たち。
    1. [初出の実例]「三千の寵愛一身に在しかば、六宮(リッキウ)の粉黛は、顔色無が如く也」(出典太平記(14C後)一)
    2. [その他の文献]〔周礼‐天官・内宰〕
  3. 十二律のうちの夾鐘仲呂林鐘南呂応鐘大呂の六つの音をいう。〔文明本節用集(室町中)〕

りく‐きゅう【六宮】

  1. 〘 名詞 〙りっきゅう(六宮)

ろっ‐きゅうロク‥【六宮】

  1. 〘 名詞 〙りっきゅう(六宮)

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