兵站線(読み)ヘイタンセン

デジタル大辞泉 「兵站線」の意味・読み・例文・類語

へいたん‐せん【兵×站線】

本国戦場を連絡する輸送連絡路。

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精選版 日本国語大辞典 「兵站線」の意味・読み・例文・類語

へいたん‐せん【兵站線】

  1. 〘 名詞 〙 前線兵站部。また、本国と戦場を結ぶ陸海空の輸送連絡線。
    1. [初出の実例]「客年日清難を構へしより兵站線(ヘイタンセン)は五百余哩に達し」(出典風俗画報‐九八号(1895)土兵我兵站部を襲ふ)

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世界大百科事典(旧版)内の兵站線の言及

【兵站】より


[陸上兵站]
 (1)補給業務 兵站の中心は補給業務である。作戦軍が必要とする糧食,燃料,武器,弾薬,衛生材料,その他の需品類を,本国から前線部隊まで輸送するための交通路(兵站線または後方連絡線という)が設定される。その兵站線上に各品種ごとの倉庫,補給廠,補給所等が開設され,それらに対して船舶,鉄道,自動車等により必要量が追送・集積される。…

※「兵站線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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