内側(読み)ウチガワ

デジタル大辞泉 「内側」の意味・読み・例文・類語

うち‐がわ〔‐がは〕【内側】

ある物や仕切りの、中のほう。内部内面。「内側からかぎを掛ける」⇔外側
ある範囲の中で、中心または手前に寄ったほう。「内側コースを走る」⇔外側
その事柄関係のある側。内部。「事件内側から見る」⇔外側
[類語]内部内面内部内方内奥

ない‐そく【内側】

物の内面。うちがわ。⇔外側

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「内側」の意味・読み・例文・類語

うち‐がわ‥がは【内側】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あるものの中、またはある区切りの中のほう。物の、内と意識される側。内面。内壁。⇔外側
    1. [初出の実例]「窓の内側は厚き戸帳が垂れて」(出典:倫敦塔(1905)〈夏目漱石〉)
  3. 抽象的に、あるわくをこしらえたときのその内部。
    1. [初出の実例]「夫婦関係といふものを、内側の二人から眺めた時」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉四七)

ない‐そく【内側】

  1. 〘 名詞 〙 物の内面。うちがわ。⇔外側

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android