再考(読み)サイコウ

デジタル大辞泉 「再考」の意味・読み・例文・類語

さい‐こう〔‐カウ〕【再考】

[名](スル)もう一度考えなおすこと。「再考を促す」「原案再考する」
[類語]考慮勘案考察考え勘定顧慮熟慮熟考考量商量思量省察思慮長考深慮千慮千思万考叡慮一考愚考

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精選版 日本国語大辞典 「再考」の意味・読み・例文・類語

さい‐こう‥カウ【再考】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同じこと、または同趣のことを再び考えること。もう一度考えなおすこと。思いかえすこと。
    1. [初出の実例]「この外にも再考多し。寸楮に尽しがたく候故、文略仕候」(出典:殿村篠斎宛馬琴書簡‐天保二年(1831)八月二六日)
    2. [その他の文献]〔北史‐趙郡王幹伝〕
  3. 雑俳選句で、応募句数が多い時、入選句を追加すること。また、その追加の句。
    1. [初出の実例]「よしよし再考(サイコウ)十八ぐらゐな物さ」(出典洒落本・遊婦里会談(1780))

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