冠絶(読み)カンゼツ

デジタル大辞泉 「冠絶」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぜつ〔クワン‐〕【冠絶】

[名](スル)群を抜いてすぐれていること。「世界に冠絶する偉業
[類語]文句無し完全完璧万全十全両全満点金甌きんおう無欠完全無欠百パーセントパーフェクト全くまった大丈夫無傷間然する所がない水も漏らさぬ非の打ち所がないもってこいタイムリー有り難いうれしいおんの字重宝有用有益絶好願ったり叶ったり願ってもない渡りに船格好頃合いあつらえ向き打って付けぴったり好個好適適する適う適える合う沿うそぐう適合適当合致即応同調フィット相応しか即する肌が合うくみし易いしかるべきマッチ究竟くっきょう合い口合目的リーズナブル好条件見合う匹敵言い得て妙あたかもよし三拍子そろ似合わしいジャストミート思いがけない当を得る馬が合う息が合う順当どんぴしゃり所を得る最適つぼにはまる水を得たうおのよう結構尽くめ言う事無し見事満足八方好し言うに及ばずコンプリートこよなく上上鮮やか圧巻あっぱれうはうは上手えも言わずえも言われぬオールマイティー会心神業際立つ群を抜く傑出しびれる秀逸充足手練称賛上出来ずば抜ける卓出卓絶卓抜ける達成感超人的長ずる超絶天才的得意顔特出突出抜きん出る迫真抜群不朽水際立つ満ち足りる物の見事

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精選版 日本国語大辞典 「冠絶」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぜつクヮン‥【冠絶】

  1. 〘 名詞 〙 比べるものがないくらい、非常にすぐれていること。飛びぬけてすぐれていること。卓絶。
    1. [初出の実例]「救済ことに名誉す、古今に冠絶する故也」(出典:九州問答(1376))
    2. [その他の文献]〔晉書‐劉琨伝〕

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普及版 字通 「冠絶」の読み・字形・画数・意味

【冠絶】かん(くわん)ぜつ

最もすぐれる。〔晋書、劉伝〕時に征將軍石崇、河南の金谷中に別廬り、時輩に冠す。客を引致し、日に以て詩を賦す。

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