冷覚(読み)レイカク

デジタル大辞泉 「冷覚」の意味・読み・例文・類語

れい‐かく【冷覚】

皮膚感覚の一。体温より低い温度に対して生じる感覚皮膚分布する冷点刺激されたときに起こる。⇔温覚

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「冷覚」の意味・読み・例文・類語

れい‐かく【冷覚】

  1. 〘 名詞 〙 温度感覚うち、冷たさを感じる感覚。皮膚温度より低い温度刺激を皮膚にある冷点が知覚する。
    1. [初出の実例]「実際あんな単純な冷覚や触覚や嗅覚や視覚が、〈略〉私にしっくりしたなんて」(出典:檸檬(1925)〈梶井基次郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「冷覚」の意味・わかりやすい解説

冷覚
れいかく
cold sensation

皮膚感覚の一種で,温度感覚のうち,特に冷刺激によって生じる感覚。冷覚受容器は温覚受容器と混在しているが,皮膚面で比較すると,冷覚受容器のほうが 10倍ぐらい多い。冷覚受容器だけが存在する部位もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android