凍餓(読み)トウガ

デジタル大辞泉 「凍餓」の意味・読み・例文・類語

とう‐が【凍餓】

こごえて飢えること。はなはだしく衣食に欠乏すること。
「飢𡻕往々―の死を免かるる能わず」〈新聞雑誌二二〉

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精選版 日本国語大辞典 「凍餓」の意味・読み・例文・類語

とう‐が【凍餓】

  1. 〘 名詞 〙 寒さにこごえ、飢えること。はなはだしく衣食に窮すること。凍飢
    1. [初出の実例]「凍餓するほどの事もなくたくわへをせぬほどに」(出典:史記抄(1477)一九)
    2. [その他の文献]〔孟子‐梁恵王・上〕

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普及版 字通 「凍餓」の読み・字形・画数・意味

【凍餓】とうが

うえこごえる。〔孟子、梁恵王上〕彼は其の民時を奪ひ、耨(かうどう)して以て其の母をふことを得ざらしむ。母凍し、兄弟妻子離散す。

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