精選版 日本国語大辞典 「出エジプト記」の意味・読み・例文・類語
しゅつエジプトき【出エジプト記】
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『旧約聖書』2番目の書で、次の三つからなるイスラエル民族成立史を内容とする。
(1)エジプトからの脱出を指導したモーセの誕生、奇跡的守護、召命。エジプト王との交渉、エジプトへの多くの災禍、過越祭(すぎこしのまつり)の由来、そして紅海の奇跡による脱出成功。
(2)モーセ集団への神の導き、神の山でモーセ妻子と岳父の祭司エテロと再会。
(3)シナイ山における神の顕現、契約と十戒によるヤーウェ信仰を基盤にしたイスラエル宗教共同体の確立。
本書は紀元前10世紀末のヤーウェ資料、それから前760年ごろのエロヒム資料と前6世紀の祭司資料の複雑な融合からなっている。ことに紅海の奇跡によるエジプト脱出とシナイ契約は本書の二大テーマであり、それは歴史における神の救済信仰を生み出し、ユダヤ教およびキリスト教の信仰の根幹となる。またモーセの十戒(22章)は、現在も多くの人々の日常生活の倫理的規範になっている。
[吉田 泰]
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…旧約聖書《出エジプト記》20章後半部から23章中ごろまでに認められるイスラエル最古の法律集。21~22章の本体部分は,奴隷の取扱い,傷害や窃盗などの不法行為に関する法から成り,条件法を主体とするが,断言法や,〈目には目を,歯には歯を〉で知られるタリオ(同害報復)法をも含んでいる。…
…〈十戒〉とも書く。聖書,キリスト教世界の倫理の根幹を成す基本的誡命であり旧約聖書《出エジプト記》20章2~17節(ほぼ同じ並行記事は《申命記》5:6~21)にあり,特に〈モーセの十誡〉と呼ばれる。同書には,ほかにも10ないし12の誡めの組が見いだされているからである。…
※「出エジプト記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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