出場(読み)シュツジョウ

デジタル大辞泉 「出場」の意味・読み・例文・類語

しゅつ‐じょう〔‐ヂヤウ〕【出場】

[名](スル)
その場所に出ること。
競技会などに参加すること。「野球大会に出場する」⇔欠場
消防車・救急車が現場におもむくこと。出動。「出場体制」
改札口出入り口などを通って、場内構内から外へ出ること。
[類語]出席列席臨席顔出し参列参会出頭臨場親臨出御列座同席陪席相席同座お出まし加入加盟仲間入り参加参入参画参与入会飛び入り飛び込み出る加わる名を連ねる列する連なる末席を汚す

で‐ば【出場】

出場所でばしょ」に同じ。「主役の出場

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精選版 日本国語大辞典 「出場」の意味・読み・例文・類語

しゅつ‐じょう‥ヂャウ【出場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. その場所に出ること。ある場所へ出て行くこと。また、一定の場所から外に出ること。
    1. [初出の実例]「拘留に処せられたる者は情状に因り何時にても行政官庁の処分を以て仮に出場を許すことを得」(出典:刑法(明治四〇年)(1907)三〇条)
    2. [その他の文献]〔水滸伝‐四四回〕
  3. 競技などに参加すること。
    1. [初出の実例]「なんにも知らない馬を、旅労のまま出場(シュツヂャウ)させなければならなくなった」(出典大道無門(1926)〈里見弴遠雷)

で‐ば【出場】

  1. 〘 名詞 〙でばしょ(出場所)」の略。
    1. [初出の実例]「さしいづべき、出場也」(出典:名語記(1275)二)

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日本歴史地名大系 「出場」の解説

出場
でば

[現在地名]東部町大字鞍掛

禰津東ねつひがし町と新張みはり村を結ぶ道の中間にある集落。寛永一〇年(一六三三)から開発が始められた禰津領の家臣による開田、いわゆる御家中開の新田の一つ。出場新田でばしんでんともよばれる。慶安年間(一六四八―五二)小諸こもろ領の徳右衛門が芝を起こし、原口はらぐち村の七兵衛一族も入り、修験者、禰津の酒屋等も加わって開拓されたと伝える。元禄年間(一六八八―一七〇四)には、貢籾一一俵一斗二合五勺の新田となっている(上田小県誌)。寛文一二年(一六七二)壱つごり御証文(大塚如件氏蔵)には「荒地言共場所平地也、然共人勢無之候ハ、及原仍之出場と名付、新田開夕水荒(流)付、寛文十二壬子ニ、是迄は禰津金井にて、年数六拾ケ年程 仕候得、其新田田地無之候間、仍之今度御預ケ被極候間、難有致長代(頂戴)、御定納其新田夕水以、大切開作令者也」とあるように、この時民有地として預けおかれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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