出殻繭(読み)デガラマユ

デジタル大辞泉 「出殻繭」の意味・読み・例文・類語

でがら‐まゆ【出殻繭】

蚕がになって出たあとの繭。穴があるため長い生糸はとれないので、真綿まわた紬糸つむぎいとなどの原料とする。穴明き繭。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「出殻繭」の意味・読み・例文・類語

でがら‐まゆ【出殻繭】

  1. 〘 名詞 〙(さなぎ)が蛾になったあとの繭。大きな孔があるため普通の生糸は得られず、多く絹糸紡績真綿・紬(つむぎ)糸の原料とされる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android